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弁護士会でお気持ち表明

ジャフバさま

 こんばんは。管理人です。

 先日,修習地ごとに生贄改め代表者を定め,弁護修習について弁護士会館で意見を述べるという会があり,私も広島修習の代表者としてお気持ちを表明してきました。

 弁護修習一般について,今後の改善も考えていくということで,日弁連修習委員会の先生方と民弁教官・刑弁教官が参加し,導入修習は実務修習に役立ったか,実務修習に対する意見感想,選択別修習に対する意見感想といった内容について,座談会形式で修習生から意見聴取がなされました。

 導入修習については,民弁は全体像を示すもので,書式を示したり,手薄になりがちな執行保全をカバーしたりと高評価である一方,本を読めばいいところは指示しておけばいいという声もありました。とはいえ,概ね高評価で,来年以降大きく変わることはないように思いました。刑弁は,模擬接見や尋問が具体的なもので,修習で初めて接見に行った時のイメージがつかめるものとして高評価でした。こうしてみると,導入では急ピッチで詰め込むのでよく意味が分からない部分もあったと思いますが,(導入でやったからということを意識していたかは別として)役立つところは大きかったのだなあと感じました。

 実務修習については,全体から民事弁護については訴状から最終準備書面,控訴申立書など様々な手続の局面に関われたほか,法律相談や尋問への関与もあったということで,座学では実感できなかった部分を実感できたと高評価が出ておりました。一方,刑事については関わらなかったという人も多く,私が殆ど発言してしまったのですが,現在の刑弁教官室とベテランの先生で(向かっているところは一緒なんだろうけれど)一見やっていることが違う(尋問の仕方とか)というのがあるということをお伝えしておきました。どうも教官サイドとしても,結構突っ込んだ修習ができているということで,それは難しい問題だけれども,一応研修所では基礎を扱うから,実務で変則的なのを見ることはあって,そこはいろいろ考えてみてほしいとおっしゃっていました。なお,私のクラスの刑弁教官に,刑弁について発言してしまったのが伝わったのでちゃんとやらないとまずいなあと思う今日この頃です()

 選択別については,プログラム選択の方針が聞かれたのですが,私のいた部屋では千差万別で,修習地で提供されるプログラムや進路に対する考え方によって多様でした。また,ホームグラウンド修習に対する意見も聞かれたのですが,これについてはまさかの修習生全会一致で5日間義務はやめて欲しいというので一致し,修習委員会・教官室としても考えておくような姿勢は示されていました。来年からもしかしたらホームグラウンド最低5日以上縛りは変わるかもしれません。

 どこの修習地もそれぞれ良いところがあるようですが,広島くらいの規模だといろいろな案件を扱えて,充実するのかなあと思うところがありました。また,私がいたのはB班ばかり集められた部屋だったのですが,A班とのカラーの違いもあったらしいので,今後修習に行かれる方は,A班B班双方の感想を聞いてみると参考になるのかもしれません。