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修習地よ,さようなら

太田川

 こんばんは。管理人です。

 早いものでとうとう実務修習が終わってしまいました。実務修習終了日の翌日に弁護士会での意見交換会が控えているので,そそくさと退散することになりました。筆者は,卒業式とかがあっても何とも思わないタイプの人間なのですが,実務修習が終わり広島駅に行くと,珍しく物悲しいと思いました。

 さて,修習は広島で送っておりました。広島は高裁所在地で一定の規模がある都市でありながら,東京へのアクセスがかなり悪いです(広島空港に出るには,東広島市まで行く上,変な位置(というと怒られそうだが…)にあるので,どう移動しようと4時間は見たほうがよい)。また,大阪でも,東京から名古屋に行くような所要時間で,近いとは言えません。そういうわけなのか,色々な内容が広島内部で完結しているように思われました。とりあえず,(専属管轄が東京又は大阪に設定される特許訴訟とかは除くと)なんでも広島内部で取り扱いがあるので,修習ではいろいろやってみたいという方には非常にお勧めの修習地だと思います。また,他の修習地の話も聞いていると,広島修習は修習生に対する扱いもかなり親切である点もポイントだと思います。個人的な意見ですが,東京近辺での就職を考えていて,1月までに決まらなさそう(であり,かつ経済的事情で就活のための交通費の負担にはどうしても耐えられない)という人でなければ,お勧めの修習地だと思います。

 各実務修習の実感や72期以降に参考になればという内容は,それぞれの振り返り投稿で記載したので,ここでは非常に充実した修習を送れたという点だけ改めて述べようと思います。給費制が全部復活しないと経済的に厳しいという問題はありますが,かなり駆け足であったと実感したので,全額給費かつ2年修習の時代が羨ましいなあと思う次第です。そのくらいには充実していました。

 Twitterをみていると,修習にネガティブなコメントをされる方もおられ,それはそれで修習地や担当の巡り合わせが悪かったなどいろいろ事情があるのでしょうが,私としては,広島修習では良い時間を過ごすことができ,ありがたく思うばかりです。周りでも修習を悪く言っている人は(それこそ5大事務所内定者から3群修習地で就職する人まで)見受けられないように思いました。名残惜しいところではありますが,今度は二回試験突破後に弁護士として再訪できれば良いなあと思っております。

 数日後から,広島修習の私生活面も書いてみようと思うので,参考にしつつ広島修習希望で出す方が出れば幸いです。広島でお世話になった皆様,本当にありがとうございました!またどこかでお会いしましょう!